本の印象
機械学習は聞いたことがあるけど、数学とかちゃんとわからんという人向けに図解してあるので、概要の理解として良さそうです。図が多いので初心者や子供でもわかりやすくイメージしやすいです。
読者の想定
機械学習をやったことがないエンジニア、もしくは一般職の人。中学生高校生くらいは読めそうです。
中身の紹介
話の流れとして機械学習の国に向かうこととなり、いろいろな要素ごとに紹介があります。
機械学習とは
機械学習はAIではないし、AIは機械学習ではない。どちらかというと人工知能の手段としてグルーピングされる。
機械学習は学習データセットを用いて新たな知識を身につけること。
機械学習は何ができるのか。AlexaやSiriのアシスタントのように言葉を認識することができる。いままでは固定の言葉でパターンを増やしていくしかなかったが、利用の普及により音声データが集まり学習ができるようになっていった。
教師あり学習と教師なし学習
学習データの中に正解があるデータセットで学習するのが教師あり。猫の写真で写真1は猫、写真2は犬といったように正解が与えられたデータセットで学習を行う。
教師なしは、次の日の天気などの正解がないデータでの学習方法。今までの天気情報や気温データを使用する。学習はするけど先生がいないので教師なしと呼ばれる。
強化学習とは
端的に言うと学習データからの結果の評価を決定することで、高評価を得れた内容を学習していく方法。例えば二足歩行のロボットの歩き方を1000通り用意し、その中でより進んだ方法を評価してさらに学習を進めていく方法。
過学習とは
学習のしすぎで間違えた情報を覚えさせてしまう現象。猫を判定する機械学習で茶色の猫を大量に登録すると茶色=猫になりかねません。データ分類方法を使って学習内容を整理する。
k近傍法
データ分類の考え方。対象物の属性数値をつけて近似値で分類する。
この本を読むべき人
- 機械学習とはなにかを体系的に理解したい人
- 数式は嫌いだけど図解で理解したい人
- 機械学習をもう一度学習してみたい人
などの人におすすめです。最終的にPythonなどでニューロンの作り方も解説してるので、手も動かすことが可能です。
本格的に機械学習をPythonではじめてみたい人はこちら
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